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福岡(博多・天神)から鹿児島への移動手段は?各移動手段の料金・所要時間まとめ

福岡から鹿児島への移動手段は、大きく分けて「九州新幹線」「高速バス」「飛行機」「在来線+肥薩おれんじ鉄道」の4つです。

博多〜鹿児島中央は九州の南北を貫く区間で、平常時なら新幹線「みずほ」で最速1時間16分。速さ・安さ・時間帯のどれを取るかで選択肢が分かれます。

【運行状況:2026年8月24日時点】 令和8年熊本地震(7月28日)の影響で、九州新幹線の熊本〜新水俣は当面の間、運行を取り止めとなっています。JR九州は8月中の運行再開は困難な見込みとしています。博多〜熊本と新水俣〜鹿児島中央はそれぞれ運転していますが、間が切れているため新幹線だけで通り抜けることはできません。在来線も鹿児島本線の宇土〜八代が不通、肥薩おれんじ鉄道も八代〜水俣が代行バス輸送です。 一方、九州自動車道はすでに通行止めが解除され、高速バスは通常ダイヤに戻っています。飛行機もJALグループが増便中です。現在、福岡から鹿児島へ移動する手段は実質的に「高速バス」と「飛行機」の二択です。 最新の状況はJR九州の運行情報でご確認ください。

九州新幹線

「とにかく早く着きたい」なら新幹線です。最速の「みずほ」で1時間16分、「さくら」で約1時間30分〜1時間40分、各駅停車の「つばめ」で約2時間です。

種類料金(片道)備考
通常料金(指定席・通常期)11,950円繁忙期は200円増し
通常料金(自由席)11,420円みずほは全車指定席
九州ネットきっぷ(指定席)11,420円当日6分前までOK
EX早特3(指定席)11,200円3日前まで・EX予約/スマートEX会員
学割(指定席)10,690円学割証が必要

割引が薄い区間です: 博多〜熊本には価格変動制の「九州ネット早特7」(3,900円〜)がありますが、博多〜鹿児島中央の早特シリーズは2022年のEXサービス九州延伸に伴って販売を終了しました。

現在残る割引は九州ネットきっぷで530円引き、EX早特3で750円引きという水準で、熊本ほどのインパクトはありません。宿泊を伴うなら、新幹線とホテルをセットにした旅行会社のパック商品を比較したほうが総額は下がります。

高速バス「桜島号」

「安さ」を重視するなら高速バスです。西鉄天神高速バスターミナル・博多バスターミナルから鹿児島中央駅前・天文館・鹿児島本港まで直通します。所要時間は博多バスターミナルから鹿児島中央駅前まで約4時間15分、1日13往復・60〜130分間隔で運行しています。

種類料金(片道)備考
通常運賃7,000円窓口・電話予約でも購入可
WEB割引運賃3,000円〜7,000円出発日・予約状況により変動
シニア割5,500円65歳以上・窓口のみ(要身分証)

料金は固定ではありません: 桜島号の運賃はダイナミックプライシングです。WEB予約かつクレジットまたはコンビニ決済の場合のみ適用され、予約状況に応じて3,000円から7,000円の間で随時変わります。窓口・車内払い・券売機での購入は変動運賃の対象外で、通常運賃の7,000円です。予約サイト(ハイウェイバスドットコム、@バスで)で早めに押さえるのが基本で、空いている日を選べば新幹線の4分の1以下で移動できます。

一部の便は鹿児島空港を経由します: 鹿児島空港南・鹿児島空港にも停留所があるため、空港でレンタカーを借りる方や霧島方面へ向かう方は途中下車できます。

注意点: 全便座席指定の予約制です。繁忙期や新幹線が止まっているときは満席になりやすいので、早めの予約をおすすめします。

夜行便「桜島夜行」

西鉄とJR九州バスが2026年9月1日に新設した夜行便で、1日1往復です。通常運賃8,500円、WEB予約限定の割引運賃が8,000円。

  • 鹿児島行き: 西鉄天神高速バスターミナル23時20分発 → 鹿児島空港6時12分 → 鹿児島中央駅前6時52分着(約7時間30分)
  • 福岡行き: 鹿児島中央駅前23時20分発 → 博多バスターミナル5時42分 → 天神5時56分着(約6時間30分)

4列シートですが、Wi-Fi、コンセントまたはUSBポート、座席間の仕切りカーテンを備え、女性専用席が14席あります。鹿児島発の福岡行きには、到着地で使えるシャワー・入浴サービス券(西鉄ホテルCROOM博多の大浴場600円など)が付きます。

注意点: 昼行便より1,500円高く、往復割引・シニア割・回数券の設定はありません。SUNQパスや株主優待乗車証も使えません。高速基山・久留米インターから乗る場合、予約時の出発日は「到着日の前日」を選ぶ必要があります。

飛行機(福岡空港〜鹿児島空港)

福岡〜鹿児島は、本来なら定期便が1日1往復しかない路線です。飛行時間は45分程度ですが、鹿児島空港から鹿児島中央駅までリムジンバスで約40分かかるため、市街地から市街地では2時間強を見込んでください。

新幹線が寸断されている現在は、JALグループが増便を続けています。ただし増便は復旧状況を見ながら設定されているため、先の日程まで同じ本数が続く保証はありません。予約時に必ず最新の運航スケジュールを確認してください。

在来線+肥薩おれんじ鉄道

九州新幹線の開業に伴い、八代〜川内はJRから第三セクターの肥薩おれんじ鉄道に移管されました。そのため博多から鹿児島中央まで普通列車で通すと、JR(博多〜八代)→肥薩おれんじ鉄道(八代〜川内)→JR(川内〜鹿児島中央)と運賃が分かれて計算されます。

肥薩おれんじ鉄道は八代〜川内の116.7kmを乗り通すだけで2,810円。前後のJR線を足すと合計は7,000円台に乗り、高速バスの通常運賃(7,000円)とほとんど変わりません。所要時間は乗り継ぎ次第で8〜9時間です。乗車券を普通に買って乗るルートではなく、使うならフリーきっぷ前提になります。

きっぷ料金片道あたりの目安
青春18きっぷ+おれんじ18フリーきっぷ12,050円(5日間用)+2,200円約4,610円
旅名人の九州満喫きっぷ(デジタル版)13,000円(3回分)約4,330円
旅名人の九州満喫きっぷ(紙)14,000円(3回分)約4,670円

青春18きっぷは八代〜川内では使えません。 肥薩おれんじ鉄道が発売する「おれんじ18フリーきっぷ」(2,200円・大人小児同額、全線1日乗り放題)を別に購入します。当日有効の青春18きっぷを提示した人だけが買える条件付きのきっぷで、八代・出水・川内の各駅窓口と車内で発売されます。利用期間は青春18きっぷと同じで、2026年夏季は7月18日〜9月8日でした。なお65歳以上と小学生以下は、1,500円の「おれんじ1日フリー切符」のほうが安くなります。

「旅名人の九州満喫きっぷ」はデジタル版が基本です。 九州の鉄道・軌道15社局に乗れるきっぷで、2026年9月1日発売分からアプリ「my route」のデジタル版13,000円が登場し、紙のきっぷは12,000円から14,000円に改定されました。デジタル版のほうが1,000円安く、QRコードで改札を通れます。3回(人)分のセットなので片道1回だけでは割高です。往復に使うか、鹿児島市電や熊本市電の乗車分も含めて元を取る設計で考えてください。

いずれの方法でも片道4,300〜4,700円程度。高速バスのWEB割引が3,000円まで下がる日があることを考えると、「安さ」で選ぶルートではありません。八代から先、東シナ海沿いを走る車窓そのものを目的にする方向けです。

あなたにぴったりの移動手段は?

出張・日帰りなら:九州新幹線

最速1時間16分は他の手段が届かない速さです。ただし割引きっぷの効きが弱い区間なので、宿泊を伴うならホテルとのパック商品も一度比較してみてください。

安さを最優先するなら:高速バス「桜島号」

WEB割引が下限の3,000円まで下がる日を狙えれば、新幹線の4分の1以下で移動できます。空いている日程を選べる旅行向きです。

夜を移動に充てたいなら:桜島夜行

天神23時20分発で鹿児島中央に6時52分着。宿泊費を浮かせつつ、朝から現地で動けます。

車窓を楽しみたいなら:肥薩おれんじ鉄道経由

片道4,300〜4,700円、所要8〜9時間。フリーきっぷ前提で、移動そのものを目的にする方向けです。

※新幹線が運休している間は:高速バスと飛行機の二択です。冒頭の運行状況をご確認のうえ、バスは早めの予約を、飛行機は最新の運航スケジュールの確認をおすすめします。